電話相談室


>>1

「それでは、次の相談です……おなまえは?」
「こやまけんたです」
「で、今日は……どんな相談かな?」
その子は、ちょっと低めの声で……
でも、明瞭で聞き取りやすいというか
「(もう、声変わりしてるのかな?)」
それくらいにしか思っていなかった。

「もしもし……」
あ、ちょっと声に気を取られすぎてたみたい。
「はい、それでご相談は何かな?」
「えっと……だれにもじゃまされたくないんですけど」
「大丈夫ですよ。
 全国放送だけど、はずかしがらないで聞いてくださいね」
「う、うん……」
あがり症なのだろうか?
ずいぶん慎重に確認してくる。
でも、生放送なのだ。あまり時間を使わせる訳にはいかない。

「じゃあ、ぜったい……とちゅうでやめたり、
 ほかのひとはじゃましたりしないでくださいね」
「?」
なんか、まるで、私以外の人にお願いしてるみたい。
変な子。
「大丈夫ですよ。おねえさんがちゃんと最後まで聞きますからね」
「それで、そうだんっていうか、しつもんなんですけど……」
「はい。何でもいいですよ?」

「えっと、ぼく、すきなこができたんです。
 おなじクラスのこなんですけど」
お、微笑ましいネタで来たなぁ。
「ふぅん、可愛い子?」
「はい。それでこくはくして、OKだったんだけど……」
「良かったじゃない」
でも、じゃあ……何の相談なんだろう?
「その、そこまではじゅんちょうだったんですけど……」
「どうかしたの? 喧嘩でもしたのかな?」
「そうじゃなくて……
 その……
 えっちするときにこまっちゃったんです」

>>2

「(……)」
いきなり……そっちの話題が振られる。
「(これは……適当な場所でカットが入るかな?)」
私からたしなめてもいいのだけど、ミキサーさんの都合もあるし、
もしもの時はスタジオから指示が入るだろう。
……そう思って適当に続ける。
「困った事って?」
「いれようとおもったんだけど……はいらなくて」
「入れるって……?」
「おちんちん」
「(あーあ、NGワードだよ……)」

そろそろ、指示が来るはずだ。
しかし、おかしい。
トークバックが来ない。
もう少し……話しないとダメ?
「それで、どうしたのかな?」
自分で放送禁止用語を言う訳に行かないし……適当に相づち打って。
「もしかしてぼくのがおおきいのか、あのこのがちいさすぎるのか。
 ……っておもったんです」
「うんうん」
「おねえさん、わかるかなぁ?」
「あのね」
さすがに、思わず苦笑する。
「おねえさんは大人なんだから、ちゃんと分かりますよ」

「うん。ぼくのは、ぼっきすると……12せんちくらいなんですけど」
それって……どうなのかな?
標準?
まだ成長しきってないはずだし……
「それで、あのこのわれめが、
 ふつうよりちいさいのかなっておもって……」
ずいぶん下ネタになって長いと思うんだけど。
でも、それでも停止の指示が来ない。
マイクはONのまま。
放送は……されているはずなのだ。
「そんなことはないんじゃない?」
「それじゃ、どれくらいのおおきさなんですか?
 ……おねえさんのおまんこは」

>>3

ちょっ……
いくら何でも、それはアウトでしょう?
でも、トークバックのランプはつかない。
仕方ない。
私が……この子にやめるように言わなくては。
でも、どう切り出そうか……?
そう悩んでいた、次の瞬間。
「大きさねぇ……知りたい?」
え?
私……何言ってる?
「うん、しりたいです」
「それじゃ、待っててね。調べてみる……」
私は、スタジオに置いてあった定規を取り上げると、
自分の股間に当てていた。

「(な、なんで……?
  どうしちゃったの、私っ!?)」
そう思いながら……ふと、
目の前の、窓からブースを覗くミキサーさんの視線を気にする。
しかし、机が邪魔して、私の下半身が見られる心配はない……
「(って、そう言う問題じゃなくて!
  や、やめなきゃ、私っ!
  やめて、質問切り上げさせないとっ!!)」
自分の行動を止めよう、そう頭の中で必死に叫んでいるのに、
体が勝手に……
指が、定規のメモリを撫でるように、
敏感な部分をなで上げていき……

「んっ……んふっ……えっとね、
 おねえさんの、6センチくらいかなぁ?」
「ふぅん、おまんこって、ゆびははいるんですか?」
「あのね、当たり前でしょう?」
なに……答えてるのっ……!?
「じゃあ、いれてみて?」
「え、えっと……」
「(だめ、だめ……
  そんな事しちゃダメ、私っ!!)」
そう念じても、私の体は素直に言うことを聞いてしまう。
いくら何でも、放送を中断していないからって……
なんで私はこの子の言うことを素直に実行してるのっ!?
私は、慌てて周囲を確認する。
でも、キューは入ったままだし、
調整卓の前のミキサーさんもスタンバイしたまま、
こっちをじっと見つめている。

>>4

「えっと、おねえさん……きいてくれてますか?」
あ、答えないと、不安になっちゃう。
でも……でも……どうしよう!?
パニックになりながら……
私の手は、ショーツをすでに降ろしていた。
「下着、脱いだから……それじゃ、入れてみるね?」
「うん……」
ちょっと少年のごくっ、と息を飲む音が聞こえたような気がして……
ちゅぷっ……
私の膣口に、指が……差し入れられた。
強い快感。
って、何でこんな時に感じるの!?
「入れてみたよ。分かるかな……音」
「よくきこえないですけど……」
「えっとね」

腰を持ち上げて、アソコをマイクに近づける。
ちょっと辛い体勢だけど、
まるでミキサーさんに見せつける様な格好をして。
でも、彼もじっと私を見つめて……
冷静に、スライダーを少し上げるのが見えた。
「(な、なんで……っ!?
 いやぁっ……)」
くちっ、くちっ……
私のイヤらしい音が、スピーカーから響き、
ブースを妖しい空気が支配する。
そのまま指を少し前後させてから、椅子に戻る。
「ふぅっ、聞こえたかな?
 まだあまり濡れてないから小さい音だったと思うけど?」
「ううん、はっきりきこえた。
 ねえ……どのへんがきもちいいの?」
「え、えっとね……」
ど、どう言えばいいんだろう?

「指を……これくらい、第二関節くらいまで入れて……」
「よくわかんない。
 もっとわかりやすくせつめいしてほしいです」
「え、えっと……」
それでも、私にはまだ放送禁止用語を言わないようにするくらいには
理性が働いていて……
っていうか、理性がまだあるのだろうか、私?
「じ、Gスポットって、わかるかなぁ?」
「え、えっと……おんなのこのきもちいいばしょですよね」
「そうそう、それ……はぁ……」
「で、それって……どのへんなんですか?」
思い切って直接的な言葉を使ったのに、
なんの解決にもなっていなかった。
ああ、もう……私のバカ!

>>5

「んっと……入り口から……」
「いりぐちって、なんのいりぐち?」
「それは、その……入れる場所判るよね?」
「いれるばしょってひとつじゃないし」
こ、この子はっ……
どこに入れるつもりなのかしらっ!?
「えっと、だから……その……」
そんなやりとりの間でも、私の指は休まず前後していた。
「どのいりぐちから、どのへんなんですか……!?」
もう、気持ちよくて……少し思考回路が鈍重になってしまって……
「もうっ、判ってるんでしょう!
 お・ま・ん・こっ!
 おまんこの入り口からねぇっ……」

言ってしまった……
その瞬間、私の中の何かが弾けてしまった。
「いりぐちから、どのあたりなんですか?」
「おまんこに、指を入れてねっ、第二関節……
 5センチくらい?
 そこで指をクイッて曲げるの」
「5せんち……」
「そう。あなたの彼女なら、もっと浅いかも知れないけど……
 ゆっくり探してあげて。
 そして、そこをこすってあげるのよ?」
「そうすると、きもちよくなるんですか?」
「はぁ……そうよ。
 すぐ良くならないから……丁寧にこすってあげてね」
「でも、おねえさんはもうきもちいいんですか?」
「ああっ……はぁ、そうよ。気持ちいい……
 とっても気持ちよくなってる」

アソコをマイクに近づけて、前後に、前後にこすり立てる。
くちゃっ、くっちゃっ……
もう、私の秘部は……容赦ない音を立てていた。
「聞こえるでしょう? はぁ……とっても気持ちいいのぉ」
「すごい……ねぇ、どれくらいこすったら、いれていいんですか?」
「もうね、おねえさん……みたいになったら……
 はぁ、いつでも、大丈夫。よっ……」
もう、入れて欲しい……
誰でもいいから。
でもキューは止まらないし、
そして、ミキサーの彼はじっとしたまま。
ブースには誰も来ない。

>>6

「ぼくの……
 すんなり、はいるかなぁ?」
「気持ちいいとね、はぁ……音、聞いたでしょう?
 女の子のね、おまんこは……濡れるから」
「ぬれる……?」
「気持ちいいお汁が出てきてね、はぁ……
 いっぱい、
 いっぱいおまんこから……」
くちゃっ、くちゃっ、くちゃっ、くちゃっ……
「ほんとだ。おとがいっぱいしてる」
「それがね、潤滑油……滑りやすくしてくれるから、
 すこし大きくても、すんなり入るの」
「じゃあ、ぼくのでも……はいるんだ!」
「大丈夫。安心して……はぁ。
 でも、ちゃんと……気持ちよくしてあげるのよ?」
「うん。わかった……ありがとう!」
「はぁ、ああっ……それ、じゃあ、がん……ばってね?」
ガチャッ。

電話線の切れる音を聞いて……
「ああっ……ふぁあああああっ……!!」
私はこれまで経験したことのない様なアクメを感じて……
椅子の上で崩れ落ちた。
その時に……
「ぁぁっ……全部流れちゃった……そんな……っ……」
不意に理性が戻って……
信じられない事態に、頭の中がぐちゃぐちゃになって……
そのまま、まるで快楽の中に逃げ込む様に、気を失ってしまった。


(終わり)
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