絶倫少年(仮)・3


「ヒューイっ……んっ、くちゅっ……」
ユリアはヒューイのペニスにしゃぶり付き……
そして、ヒューイはファナの淫穴に舌を這わす。
「(ううっ……はぁ、はぁっ……)」
今日も、ユリアとファナが満足するまで……
ヒューイは腰を振り続けなければならない。
身体と……生活習慣はもう、その事実を受け入れつつあったが、
それでも、まだ、こうして行為を続けていて、
なぜこんな事をしているのだろう?と思う。
「……それは、まだ、あなたが本当の快楽を知らないからよ」
「え?」
頭の中に、そんな声が聞こえてきた気がする。
「女たちは快楽の虜だけど、あなたは……そうじゃない」
「そ、それは……」
それは当たり前だった。
自分まで快楽に夢中になってしまったら、僕たちはどうなるのだろう?
「そうしたら、アタシが面倒見てあげる」
ハッキリした声が聞こえた気がして振り向くと……
窓枠に、
満月をバックに……
少女の輪郭が見えた。
「アタシが、あんたたちの精を……搾り尽くすまで、面倒見てあげるから」
あどけない、それでいて妖艶な笑顔を作る。
「えっ……」
何かが駆け抜けたような感覚。
股間が熱い。
「うっ、……ああああああああああああああああああっ……!!」
ヒューイと絡んでいたユリアとファナは、身体を痙攣させて……絶頂にのたうち回る。
「やっぱり。たかが人間よね……この程度の『気』で、もうイキそう」
その少女はヒューイの瞳を見つめる。
「あぐっ、ああっ……!!」
そのたびに、股間に快楽が走り、射精寸前に追い詰められる。
「ふふふっ……ほら、イッちゃいなさい。気持ちいいでしょ?」
その声と同時に……
どくんっ!!
ヒューイはめまいがするほどの快楽を感じて、射精していた。

「はぁ、はぁ……はぁ……」
「ふうん、悪魔のやつ、こんなのに負けちゃったんだね」
快楽にうずくまり痙攣するヒューイを、その少女は足で転がす。
「男って単純。こんな少ない快楽の『気』で、精を吐いちゃうんだもの」
少女……リリスは、そんな少年の様子を見て、胸のすく思いだった。
悪魔とリリスは……その性質上結ばれる関係にはなかったが、
悪魔がリリスとの関わりを断って、ファナとの協調関係に走ったのは、
彼女のプライドを幾ばくか傷つけていた。
悪魔が破滅して、そのことを悲しむことはなかったが……
ただ、彼女がプライドを傷つけられたことの代償を払わせられなかったことが心残りだったのだ。
だから、そんな彼らが、自分の足下にも及ばない存在であると見せつける。
その行為が彼女の気持ちを満たすのだった。

「あー、だけど若いから? ずいぶん出るわね……」
女二人を侍らせ、毎夜のように絡んでいるのであればそんなに精が持たないだろうに。
でも、彼女の『気』を受け、ヒューイはまだビクビクと……射精を続けていた。
「う~ん、アタシが上になってもいいんだけどね」
騎乗位になって、主導権を奪ったままさっさと終わらせても良かったのだが……
それではつまらない。
というか、ここのところ、精力の尽きかけていた国王相手に
ずっと上になっていたので飽きかかっていたのだ。
「少しはテクニック教えてあげるから……満足させてね?」
微笑みながらリリスは、ヒューイの精液に汚れた股間に顔をつけた。

「ふうん……まだ、セックス覚えて間がない?」
リリスは、ヒューイの陰茎の色つやを見て、だいたいの経験数を割り出していた。
亀頭の表面の状態や、皮膚の張り具合から見て、
明らかに場数をこなしているものとは思えなかった。
それが……
「そんなにいいものかしら? これが」
舌を這わすと、少し柔らかい感触。
可愛らしい……かわいがってあげたい感覚に襲われるものの、
彼女にとってそんなに特別な感じはしなかった。
「ふむ、んっ……ちゅむっ、ふぅん……射精しても、衰えないね、これ」
尿道に残った精子を吸い上げると、またしゃん、とカリが上を向く。
「ん~っ、入りたいかな? アタシの中に」
「はぁ、はぁ……」
軽く舐め上げられ、ヒューイは直ぐに顎を上げてしまう。
「ふふ、そんなに直ぐ出してはダメよ。少しはアタシを満足させてくれないと……」
ヒューイの尻に手を這わせて、不意に肛門に指を押し込む。
「ひぎっ!!」
「そう、そうやって……力を入れて、射精を我慢するの。
 そうすれば少しは精が長持ちするから」
少しは抵抗してくれないと、朝まで持たないだろう。
そうやって、ヒューイに少しテクニックを教え込んで。
「じゃあ、入れて。アタシの中を……かき混ぜて欲しいな、めちゃくちゃに」
久しぶりの若々しい男――というより少年だが――を愉しむために……
四つん這いになり、自分の秘所を指で広げて見せた。
「お……おまんこ……」
「そう。入れたいでしょう? 気持ちいいわよ? 人間のこれより」
サキュバスである彼女の……誘惑の視線と、その秘所を前にして、
理性を保つことの出来る人間はいない。
後は、挿入して……精力を失うまで注送を繰り返し、射精し続けるのだ。
そして、ヒューイも例外なく、ふらふらと誘われて、
天を仰ぐ自分のちんちんを、リリスのそこにあてがった。

ぐっ、
理性を失った彼のそれは、さっきまでのおどおどした感じと違い、
乱雑に突き込んできた。
「んっ……!?」
そこで、初めてリリスはそこに違和感を感じた。
乱暴に突き込まれたのに、彼女の膣壁は警戒することなく、それを柔らかく包み込んだ。
「(気……持ち……いいっ!?)」
口で扱っていたときは全く感じなかったが、それは明らかに普通の男のそれと違っていた。
ずん、ずん……
ヒューイが腰を使う度に、急激に子宮の奥から快楽がわいてくる。
「こ、これ……なんで……っ!?」
違和感と、若干の恐怖心に……リリスは逃れようとする。
しかし、ヒューイに腰をがっしり掴まれて。
それに、快楽に……太ももが、膝が笑っていた。
「(くっ、こんな年端もいかない少年に……イカされるものですかっ!)」
逃げるのは、そもそもプライドが許さない。
彼女は覚悟を決めて、膣に力を込める。
サキュバスの膣は、人間のそれとは違い、意志のまま自由に動かすことが出来る。
それ故に、本気を出したサキュバスの膣中にいて、耐えられる人間はいない。
「うああっ……!!」
流石にヒューイもそれを堪えることが出来ず……
どくんっ!! どくっ、どくっ……
リリスの膣奥に、熱い精液を……一杯、はき出す……というより搾り取られざるを得なかった。

「すごい……若いって良いわね。
 こんなに一杯……出してくれるなんて……ω」
リリスが、その熱いしぶきに気をよくして、膣を締め上げれば上げるほど、
ヒューイの肉棒は溜まらず精液をはき出し続ける。
普通なら、それでもう、血液が戻り、ペニスはしおれてしまうはずだったが……
それでも、まだ……リリスの締め上げを歓迎するかのように、彼のは硬くなったままだ。
「うふ……ω どれくらいいっぱい出してくれるのかな? 5回くらい? 10回、いける?」
あまり初日から飛ばしてしまうと……あとあと持たないかも知れない。
でも、先日まで、精力が旺盛とはいえ、老人のペニスを相手させられていた事もあって、
なかなか手加減しにくい。
いや……それが、主導権を失いつつある前兆とは、彼女も思いもしなかっただろう。
ヒューイは、自分の身の危険を感じたのか、あるいは彼女の事を考えたのか、腰を退こうとする。
しかし……
がしっ!!
「まだ、夜は長いわよω」
彼女の脚が巻き付き、ヒューイの尻の後ろでがっちりとクラッチされる。
「うわぁっ……!!」
彼女の脚に、腰が引き寄せられ、ペニスが根本までしっかり沈み込む。
射精後の、敏感になったペニスに……彼女の膣壁がぴったりとまとわりつき、
それは、地獄とも言える快楽だった。
「ふふ、どう? まだ、正気を保っていられる?
 いいのよ、好きに……
 はき出して、気持ちよくなって♪」
「~~@@!!」
彼女が言ったとおり、尻に力を込めて、必死に抵抗する。
しかし、そんなことではどうにもならないほどの刺激だった。
何しろ、充血して、過敏になった亀頭に、彼女の膣壁の襞ひだが……
普通は肉を分け入る鈴口の部分は密着を免れて、あまり刺激されないにもかかわらず、
彼女の場合はむしろ……まるで鈴口を分け入るかのように密着し、
その刺激に慣れない、それでいて敏感な部分を逐一、
くに、くに、と擦り立てるように責め立てるのだ。
深呼吸して感覚を立て直そうにも、
あまりの刺激に……あと、尿道を這い上がってきそうな恐怖感に、
思わず息をのみ、呼吸が止まり、ぞわっと襲ってくる快楽に、逃げることも、責めることも出来なくなる。
「ほら、ほら……もっと?刺激して欲しい?
 ほらほら、溜まってるでしょう? 出しなよ、ほら!」
彼女の挑発にも答えるどころか、泡を吹きそうな口をぱくぱくすることしかできない。
「ふふ~ん……えいっ♪」
海老ぞったまま硬直していたヒューイは、
その乳首まで勃起したまま張り詰めていて……
そこを、指先でちょん、と刺激されるだけで、我慢の限界が崩壊してしまった。

どくんっ!! どくどくっ!! どぴゅるっ!! びゅるるっるるっ!!
「きゃんっ!! すごいっ……こんな、3回目なのにっ、一杯、一杯出てくるっ!!」
ヒューイの息の上がり方に、期待していなかったにもかかわらず、
容赦なく膣内を蹂躙する射精の勢いに、
リリスは気をよくして、遠慮無しにヒューイの腰を自分の腰に押しつける。
踵で、尻穴付近をマッサージしながら。
最後の一滴まで、残さず、自分の膣に注ぎ込ませるように。
すると、リリスの子宮口が降りて、ヒューイの亀頭に、容赦なくキスの雨を降らせる。
「(あれ? あたし……随分やる気……?)」
まだ、自分のペースとしてはウォーミングアップの域を出ないつもりだったが、
それでも容赦なく、鈴口から精液を、一滴でも吸い付くさんと、体の中まで興奮しているようだった。
「(ま、若い精だもん。一杯欲しいよね、あたしの体も♪)」
やや感じる違和感も、目の前の餌の前には些細な心配事に過ぎない。
とは言え、こんなペースで搾り取っていたら、朝には彼もしわしわになってしまうだろう。
「すこし、ペース作らせて上げるね。ほら♪」
リリスは状態をひねり、側位に……いや、脚にヒューイをしがみつかせて、松葉崩しの体勢にする。
「好きに、突き込んでω」
リリスの脚は、ヒューイの腰を解放したから、
もしヒューイに逃走の意志があれば、可能なはずではあった。
しかし、それが叶わないのはリリスには分かっていた。
さらに敏感になっているヒューイの亀頭を、
彼女の膣壁が、ギリギリの心地よい締め付けでホールドしていたし、
何より、彼の眼下でぱっくり開かれたリリスの局部に、
月明かりが仄かに照らし出す、彼女の興奮した汁と、ヒューイの絞り尽くされた獣液で汚されたそこに、
彼の視線は縛り付けられ、逸らすことも出来ない。

リリスの促すまま、喘ぎながら、それでもヒューイはゆっくりと腰を使い始める。
「あっ♪ すごい……ω」
精液でなみなみと満たされた膣内が、陰茎のピストンで攪拌されると、
また痺れるような快楽がリリスを襲う。
ぶちゅっ、ぶちゅっ……と、接合部から汁が跳ね飛び、
その匂いに……充満する精液の獣臭に満足しながら、
リリスは、その中に少なからぬ自身の体臭が混じっているのを察知した。
「(うわ、あたし……こんなに濡らせてたかな?)」
精液自体がすでに潤滑油となっていて、その滑りの良さに全く違和感を感じていなかったが……
考えてみれば、精液は膣圧を掛けた時に割と摩擦抵抗を持つので、
これだけ強く締め上げて、これだけ動いて、
互いに快楽を分け合っているのは、明らかにリリスの愛液の賜物に違いなかった。
狂乱するばかりに喘ぐヒューイの様子に、夢中になっていて気づかなかったが。
ずん。
ずん。
……ずん。
「(んあっ……すごい、響く……体の芯まで、気持ちいい……ω)」
亀頭がゆっくり、膣奥を叩く度、
リリスは己が体温が、1度ずつ上がっていくような錯覚を感じた。
「(あひっ……ちょ、これ、ま、まずっ……)」
ゆっくりしたピストンに油断していたが、
丁寧に、ストロークを持たせて突き入れてくるヒューイの肉棒は、
まるでリリスの膣壁全体に媚薬を塗るがごとく快楽をもたらせてくる。
その快楽に……溜まらず彼女の膣壁が、内股が、そして……脚の筋肉が、
痙攣したように震えるが、その脚をヒューイはしっかり抱きしめ、
脚を閉じて快楽を発散させる事を許さない。
「うあ、はっ……はひっ……」
下腹部がひくっ、ひくっ……と震え、汗がぶわっと浮かび上がる。
その内側を、ごりっ、ごりっ……とこすりあげるように。
「あっ、らめっ、ちょっ……うはっ……」
膣が快楽に狂乱し、思うように動かせない。
そのまま、なすすべ無く追い詰められ、絶頂が目の前に迫ってくる。
それは、リリスにとって、サキュバスが人間にイかされるなど、考えられないことだった。
性欲・性感に関しては、人間と淫魔は文字通り次元が違う。
それは単なる性感の許容量の桁が違う、という意味ではなく、
まるで正方形と立方体くらい、性感のあり方が違うのだ。
だから、普通にしていても、まず、人間が淫魔をイかせるなど不可能。
なはずなのに……
「あっ、あっ、ああっ……だめっ……!!」
全身がぞわっと粟立ち、快楽と汗が噴き出すのを感じながら、
リリスはそのプライドをかけて、必死にそれに抵抗する。
それでも、イかされるのは時間の問題に思えた。
「くっ、ううっ……はぁっ、あっ…………」
脚の筋肉が音を上げ、つま先までピンと伸び、
それでも、辛うじてヒューイをイかせようと必死の悪あがきをしていたその時。
「うあっ……あああああああああああっ……!!」
どくんっ!!
リリスの膣奥で、我慢の限界に達したヒューイが、熱い精液を迸らせた。

「はぁ、ああっ……危ない、こんなこと……あり得るわけ無いのに……」
それは間一髪だった。
膣奥を熱い、濃い精液に打たれ、
それこそ意識を持って行かれそうになった。
いや、もしかすると瞬断していたかも知れない。
それでも、リリスは自分の体が、自分の意識を離れて快楽に翻弄されるのを……辛うじて防いだ。
「ううっ、ふあっ……ううっ……」
どくんっ!! どくっ……どくっ……
流石に、ヒューイも連射がたたり……体力を失ったのだろう。
リリスの、痙攣する脚にしがみつく力を失い、ずるり……と背後に横たわるのを感じる。
「ふぅ……もうっ、はらはらさせて……っ!」
彼女はその脚を慎重にたたみ……うずくまるような格好になると、強く膣を締め上げた。
「うわっ!!」
びゅくーーーーーーーーーっ!!
激しい膣圧に晒され、吸い上げられ、尿道に溜まっていた精液が一斉に掻きだされる。
それでも、ヒューイの陰茎は……まだ、硬度を保って、
いや、更にその熱と硬さを増しているようにさえ感じられた。
「すごいね、ホント……でも、いつまで続くかな?ω」

ヒューイを背後に寝そべらせた側位の体勢では、リリスは思うように攻撃できない。
しかし、ヒューイはその優位を利用するには、あまりに経験不足だった。
そして、この体勢でも、リリスはヒューイを陥落させる自信があった。
「全部の攻撃を……『ここ』に集中させたら、いくらアンタでも、耐えられないよね♪」
目を閉じ、脚を閉じ、股間に集中する。
「うあ、ああっ……ぐっ……」
中にいるペニスに集中して、まるで指でなで回すように、彼女の膣壁がうねうねと動き、
その敏感な鈴口、カリ首まわり、尿道筋をとなで上げるように刺激していく。
思わず、ヒューイは腰が引けてしまうが、それでも刺激する部位は逃がさない。
そして、抜けてしまいそうなくらい亀頭が移動すると、膣口をぎゅっと締めて、内側へ来るように促す。
尿道を吸い上げられるような、じれったい快楽がヒューイを襲い、じっとすることが出来ない。
「うあっ、ああっ……こんなっ……!!」
後ろにしがみついたまま、ヒューイは休むことを許されず、腰を前後する。
「そうよ、んっω いいわ……もっと、出せるでしょう?」

目を閉じ、リリスは自分のヴァギナに集中する。
ヒューイを追い詰めるために……一気にスパートを掛けるつもりだったが……
さすがに焦りすぎたようだった。
「なっ……なに、これっ……!?」
リリスは膣を思うままに操れると同時に、膣内の様子を細密に捉える特技があった。
彼女が休み無く、容赦なく責め立てる膣内で、
それでもヒューイのペニスは、変わらぬ存在感を示していた。
むしろ……さらに、熱く、固く、……大きく。
それは、リリスの錯覚かも知れなかったが……
「大きいっ……ああっ、
 体全体が……犯されてるみたいっ……!?」
全身がぞわっと粟立つ。
集中を切れば、ここまで快楽に支配されることはないだろう。
しかし、それをしてしまえば、ヒューイを追い詰められないどころか、
サキュバスでありながら、人間を前に、しっぽを巻いて逃げるような行為になってしまう。

全身の神経が、まるでヴァギナの肉壁に直結して、
ヒューイにこすりたてられるような感覚を味わいながら、
それでも、リリスは、彼を責め立てるのをやめない。
「くふっ、はぁっ……ああんっ!! もうっ!! イきなさいよっ……んっ!!」
降りていく子宮を、必死に制御して、
ヒューイの亀頭に、子宮口の口づけを、
鈴口に、カリ首に、表面の海綿体に、
丁寧に、バードキスの様に、繊細な、それでいて吸い上げる激しい刺激を送り込む。
脳みそが沸騰しそうな快楽の中で、そんな技巧を凝らせたのは、
ただただ、彼女の経験値と、淫魔としてのプライドがもたらす賜物だった。
「うわ、はっ……だめ、気持ち……良すぎますっ……うわぁあああっ……!!」
彼の、やや情けない声を聞きながら。
彼のペニスの蠕動を感じて、自分の意地が結実したのを感じた瞬間、
「ああっ……きゃぁあああっ……!!」
その蠕動が自分の全身を揺するような快楽を感じて、
全身の愉悦と、達成感のカタルシスを覚えながら、
彼女の意識は真っ白にはじけ飛んでしまった。

「ふうっ、はぁ……ああ……っ」
二人とも意識が飛んでしまっていたが、
回復したのは、やはり経験がものを言うのか……リリスの方がわずかに先だった。
「はぁ、はぁ……アタシを、ここまで追い詰めるなんて……」
さすがに、リリスも……自分の油断を認めざるを得なかった。
元来、人間はサキュバスを性欲で追い詰めることなど出来ない物なのに……
彼だけは違う、ということを、彼女は文字通り身をもって思い知らされていた。
これでは、彼の精力を搾り取る……前に、
自分が性的な慰み者にされてしまう。
……伊達に、悪魔をその性愛技術で滅ぼしたわけではないのだ。
ヒューイが、身じろぎして回復の兆しを見せるのに気づき、
リリスは素早く身体を入れ替える。
押し倒して、自分が上に。
いつもの騎乗位の体勢。
この体勢ならば……自分の思い通りに身体を動かせる。
ヒューイの思うがままには動けないはずだった。
格闘技ならぬ……絶対的な勝利の体勢(マウントポジション)。
こうなれば、あとは自分の思いのまま……ヒューイの精気を吸い上げるだけだった。
「ふっ……ふふふっ……覚悟してね?」
意識を取り戻したヒューイにそう宣言して……
リリスは腰を使い始めた。

「(んっ……んんんっ!?)」
ヒューイのペニスは力を失い、されるがまま精を放つはずであった。
が……
彼のペニスは力を失うどころか、ますます大きくなっていた。
「(な、なに……これっ!?)」
そして、それと同時に……摩擦する度に感じる快楽も、比べものにならない……
「(こ、このままじゃ……まさか、
 ま、まけるのっ……この私がっ!?)」
リリスは、必死に膣に力を込め……自分の主導権を取り戻すべく腰を使う。
しかし、抽送する度に……快楽がリリスの意識を黒く塗り込めていく。
「(ああ、だめ……立て直さなきゃ。いったん動きを止めて……)」
さすがに、もう……サキュバスのプライドを問う段階でない、と自覚して、
リリスは腰を落とし、一休みしようとする。
が……
ずんっ! ずんっ! ずんっ!
「えっ……きゃあああっ!!」
ヒューイの腰は下ではね、リリスを身体ごと抽送させて……
休むことを許さない。
「あふっ、あああんっ! ちょ、ちょっと……タンマっ!」
いったん抜こうとしても、脚がガクガクして、ままならない。
ヒューイが激しく動くせいで、もう少しで抜けそうなところまで持ち上げられるのだが……
皮肉にも、快楽を感じるリリスの膣が、激しく吸い付くせいで
膣中を真空にして、離れることを許してくれない。
そう、もう……リリスの膣は痙攣しかかっていた。

「あん、あんっ……ああっ、なんで……こんな激しいっ……のおっ!!」
こらえられず、背中がエビぞってしまう。
すると、重心が動き……ピストンの動きが身体の中心にまともに集中し、
その力は、繋がった場所の近く――クリトリス――に一気にのしかかる。
「ひぎぃぃぃっ!! んはっ、ああっ……らめ、とめて、お願い……っ!!」
白目を剥き、よだれを垂らし……
それでも、彼女は、背筋を直立したまま、意識をかろうじて繋いでいた。
それは、サキュバスの体質のせいでもあるし、
意地でも人間より先にイケない、という矜恃のせいでもあったが、
そのせいで明らかに、ヒューイの腰使いの直撃を受けたまま、
彼女はイく直前の地獄のような快楽を長く味わうハメにあっていた。
そして……
「あふっ、だめ……もう、許して、ヒューイッ……あああああっ!!」
無様に、少年に許しを請いながら……
ついに、彼女は全身を戦慄かせて、ヒューイにもたれかかった。
それは、この世界が始まって以来、
この長い歴史の中で、おそらく初めての、
淫魔が人間の男に陥落した瞬間だった。

「あんっ、ああああっ!! いくっ、いっちゃうのおおおっ!!」
もう、何度嬌声を叫んだだろうか?
上になったまま、彼女はもう、快楽の虜となり……
止めることも出来ずに腰を上下に振り続けていた。
自分を暴走に追い詰めた心憎いペニスは、
あれから数度精液をはき出し、
リリスの小さめの――小柄なせいもあるが、しまりのいいサキュバスの性器は小さめなのだ――
膣を満たし、
子宮を満たし、
そして、卵管にも溢れんばかりになっていた。
それらが、リリスの感覚を鋭くする媚薬の役割を果たし、
もう、とてもじゃなく理性を保てない。
「あひゃっ、ひぃっ……ひああああっ……」
筋肉に襲いかかる愉悦に耐えられず、全身が弛緩する。
すると……
じょじょじょ……
下になったヒューイに構わず……構う余裕もなく、失禁してしまう。
立ち上るリリスの尿の臭い。
しかし、そんなものに恥じらいを感じる余裕など、全く残されていなかった。
「あぐっ、ううっ……らめなの、もう……なのに……あんっ!!」
本能のまま、でも悲しいまでに本能に忠実に。
神経は快楽にパンクして、ほとんど焼き切れている状態だというのに、
ヒューイの精液を吸い上げようと、腰だけがぴくん、ぴくん、と動き続ける。
状態を支える力を失い、ヒューイにすがるように抱きつく段になっても、
まるで腰だけ元気なように、跳ねるような勢いで……
ぐちゅっ、ぱつんっ! ぱんっ、くちゃっ……
隙間から白いものを零しながら、それでも抽送は止まらない。
「(ああっ、いいの……だめだけど、こうしてれば、もう、どうでもいい……)」
夜が白み出す頃には、リリスの思考は停止し、
腰を上下に動かすだけの忠実な機械になりはてていた。

「ううっ……はぁ……」
ヒューイが、その少女から解放されたのは、もう窓から朝日が差し込んでいた頃だった。
少女は身体の上で、白目を剥いたまま伸びていた。
しかし、それでも繋がったままで、腰も動きは止めていたが、
必死に膣壁が蠕動し……少しでも精液を吸い上げようともがいていた。
「……すごいな……この子……」
ユリアも、ファナも、自分と身体を重ねると貪欲に交尾を求めるけど、
ここまで激しいだろうか?
力を失った少女の身体を持ち上げると、
自分のちんちんがぬらり、と解放され……
見ると、少女の膣口はひくひくと痙攣したまま、精液を蓄えきれずに溢れさせていた。
「ごめんね、それより……」
彼女をベッドに――彼女の失禁のせいで、においと冷たさで不快だっただろうが――寝かせ、
ヒューイは床で、うずくまったまま痙攣している二人を起こそうとする。
「ファナ、ユリア……大丈夫?」
しかし、二人は白目を剥いたまま、ガクガクと身体を痙攣させている。
リリスの『気あたり』のせいで、快楽から解放されていないのだった。
「ど、ど……どうしよう……?」
揺すっても、話しかけても反応を返してくれない。
そもそも、ヒューイの『あれ』に夢中になったせいでまともな会話が成立しないのだが。
結局、困り果てたヒューイに出来ることは、一つしかなかった。
「こんな事しても、何の解決にもならないか……」
結局、ユリアと身体を重ねてしまう。
快楽に痙攣していたそこは、やすやすとヒューイのペニスを受け入れ、
そして……
「ああ、いいよ、すごい……
 やっぱり、ヒューイのおちんちんがいいっ!!」
数度抽送すると、ようやく意識を回復した。
「(う~ん……これで良かったのかな?)」
快楽におぼれたまま、と言う意味ではあまり変わらない気がするのだが、
でも、意識があるだけましだろう。
軽く、ユリアを絶頂に追い詰めてから引きはがすと、
ファナも同じ方法で覚醒させた。
そして……
「(増えちゃった……)」
ただでさえ、もてあましていた女がもう一人増えてしまったことに、
ヒューイは心の底から、ため息をついた。

(続く)
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