絶倫少年(仮)・5


「ここか……例の男のいる家は」
諜報部から話は聞いている。
年端の行かない少年。
しかし、数人の女、そしてサキュバスを手懐けている遊び人。
「どんなやつなんだ?」
男遊びをしたことのないビアンカは――いや、有り体に言えば彼女は処女なのだが――
その少年の正体を想像できずにいた。
コンコン……
ドアを開けて現れたのは、とてもそんな噂を想像できない、
ちょっとかわいらしさを感じる少年だった。

「んっ……リアンナ、ちょっと待っててよ」
ペニスに吸い付くリアンナを、少し強引に引きはがし、ヒューイは服を着る。
「あふんっ……まって、ヒューイっ」
「お客さんなんだ。直ぐ戻るから……」
何とか言いつけて、ヒューイは部屋を出る。
「(あー、急がないと、出てきちゃうよなぁ)」
ドアを開けると、そこには凛々しい……剣士風の女性が立っていた。
「な、なんでしょうか……?」
「ちょっといいか? 私は国王直属の騎士団で団長を務める、ビアンカというものだが……」
『国王直属』と聞いて、瞬間的にヒューイの背筋を冷たいものが伝う。
「(う、うわ……疑われてる! リアンナを誘拐したことになってる!!)」
考えてみれば当たり前だ。
きっと、女王が失踪したことになり、そして……捜索しているのだろう。
そうすれば、ここがかぎつけられるのは時間の問題のはずだった。
「ちょっといいか?」
「あ、そ、その……えっと……」
何とかして追い返さなければならなかったのに、強引に押し切られ。
「一人住まいにしては、広めの家だな?」
「あ、それは……」
そこで、二人の目が点になる。
「あ~ん、ヒューイ! 早く戻ってよぉ」
そこには、部屋から出てきた、裸のリアンナがいたのだ。

「きっ、貴様っ!! リアンナ様に、こ、こんな……辱めをつ!!」
しゅらんっ!!
「えっ、わっ!!」
ビアンカは剣を即座に抜き、上段に構える。
「ちょ、ちょっと……っ!!」
「言い訳無用。女王陛下を辱めるなど、裁くまでもない。万死に値するっ!!」
問答無用に斬りかかる。
「うっ、うわああああっ!!」
剣の身だしなみがないヒューイには避ける術など無い。
彼は、死を覚悟した……
が、その剣はすんでの所で止まっていた。
「お、女王様……」
ヒューイの腰には、リアンナがまとわりついていた。
「ヒューイっ……おちんちん、欲しいのぉっ……」
股間に、ほおずりする王妃。
「リアンナ様っ、な……なんと言うことをっ!」
剣を納め、ビアンカはリアンナを引き離しにかかる。
「ああんっ! ビアンカ、止めないでっ!!
 それとも、あなた……ヒューイのおちんちん奪いに来たの!?」
「なっ……!?」
あまりのリアンナの変貌にビアンカはたじろいでしまう。
これが、あの……妖艶さがあるとはいえ、聡明だったリアンナの姿だろうか?
ここまで変貌させる、このヒューイという男は、いったい……?
しかし、彼女は……ヒューイのあまりに怯えきった反応に油断しすぎていたようだった。

「リアンナ、その人を押さえつけて。そしたら……続きしてあげるから」
「……なっ! 貴様、女王陛下を呼び捨てにっ……」
そう、ヒューイをにらみつけようとした瞬間、リアンナが抱きついてきた。
「じょ、女王様……っ!?」
「ビアンカ、あなたも……味わってみたら?」
そのほほえみに、毒気を抜かれそうになる。
しかし、リアンナもしっかり抱きついて……
女王陛下を傷つけるわけに行かず、思うように抵抗できない。
しゅら……
腰の剣が抜かれ、部屋の隅に投げ捨てられる。
「済みません、僕は……リアンナのためにも、みんなのためにも、
 死ぬわけにはいかないんです」
そして、彼はいつの間にかズボンを脱いでいた。
「なっ、き、貴様……まさかっ!?」
「ごめんなさい。
 こんな事しちゃいけないけど……みすみす殺されるくらいなら……」
リアンナに抱きしめられもがくビアンカに……
その、腰に巻かれたアーマーに、
ヒューイは手を掛けた。

ガシャンッ!
アーマーが落ち、ヒューイは下の白いズボンに手を掛ける。
「く、くそっ……リアンナ様、お離しくださいっ!!」
「いや~ω ヒューイにおチンポ貰うんだもん」
強引に暴れればふりほどけるはずだったが、
上のアーマー越しに裸で抱きついているリアンナを無理にふりほどけば、怪我させる可能性が高い。
彼女はなすすべ無く……ズボンを下ろされてしまう。
そして、足首に巻き付けられ、足を戒められる。
「くっ、貴様……抵抗できないことをいいことにっ!!」
「ごめんなさい。でも、僕にはこうするしか……」
尻に、白い……あまり色気のないパンティ。
彼女の貞操を守るものはもうそれだけだった。
ヒューイはそれを丁寧に下ろす。
「ああっ、やめ……やめろっ!! 貴様っ!!」
「ごめんね、ちゃんと濡らさないと……痛いかもしれないけど……」
硬くなった、ペニスをそこにあてがう。
「ううっ、こんな、こんな屈辱っ……」
「あら、ビアンカ。直ぐ良くなるから……そしたら、あなたも、私たちの仲間ω」
「り、リアンナ様……」
ビアンカは絶望する暇もなく、ヒューイに刺し貫かれた。
ずぶっ!!
「いっ……痛いっ!!」
濡れるでもなく、ざらついたそこは、処女膜を破られた痛みに激しく収縮する。
それは、さすがのヒューイのペニスも、進入を困難にしていた。

「あら……ビアンカ、初めてだったのね?」
「あっ、当たり前です……うううっ……」
根がまじめなビアンカは、婚前交渉などもってのほかだと思っていた。
だから、言い寄る男はそれなりにいたが、すべて門前払いにしていた。
そうした経験をこなしていれば、こんな事態で取り乱すこともなかっただろう。
しかし、さすがにそこまでは彼女も考えもしなかった。
「でも、ヒューイが初めてなんて、羨ましい……」
そういいながら、慰めるようにリアンナはキスをしてくる。
「姫様……」
ビアンカは、泣きながら……その舌を受け入れていた。
「私が、私が甘いばっかりに……こんな事に」
「えっ……」
次の瞬間、ビアンカはリアンナの抱擁を強引にふりほどき……
みぞおちに一撃を決めていた。
「り、リアンナっ!?」
「この下賎な男がっ……その名を呼び捨てにするなっ!」
体当たりするようにヒューイを後ろに押し倒すと、その上に馬乗りになる。

「うあっ……っ!!」
「よくもっ……我らを辱めてくれたなっ!!」
「ごっ……ごめんなさいっ!!」
どこからか取り出された小刀が、ヒューイののど元に突きつけられる。
「言い訳無用っ!!」
今度こそ、絶体絶命だった。
リアンナは後ろで完全に伸びている。
他の娘は……全員、今は疲れて眠りについているだろう。
「言い残すことは……?」
「イクまで待って……もらえませんよね?」
偶然か、彼らの性器は……まだ繋がったままだった。
「貴様……この期に及んでっ!!」
ビアンカの瞳に殺意がみなぎる。
短剣を振り上げ……
「死ねっ!!」
「ひっ……」
ビアンカの短剣は……ヒューイののど元、横5㎝に突き刺さった。
「ぐっ……」
間一髪。ヒューイが快感で突き上げた腰が、彼女の身体を揺らせたのだった。

「貴様、往生際が悪いぞっ!!」
ビアンカは、身体を揺らされないように腰を少し浮かせる。
「あ、あの……」
「なんだ?」
「い、いや……」
ヒューイは、ビアンカの腰元を指さす。
「なに……っ!!」
さすがのビアンカも……
自分の秘裂がヒューイの肉棒に貫かれているのを目の当たりにして、赤面する。
「ビアンカって……すごくエッチなお尻してるんだね」
「……ぬぬぬ、こ、このっ……!!」
ヒューイはおそらくビアンカの気をそぐために指摘したのだが……
ビアンカは、それで頭に血を上らせてしまう。
「ゆるさんっ!!」
小刀を横にふるう。
しかし、上体がのけぞり……宙を切る。
「くそ、しぶといっ!! まだ粘るかっ!!」
「うあっ……!!」
空いた左手で、ヒューイの首を押さえつける。
「ぐっ、ううっ……苦しいっ……」
「これで、逃げられまい?」
「に、逃げてなんか……ない……」
「そうか? 腰をこんなに揺らせて……抜け目ないよな?」
「腰なんて、動かしてない……」
「嘘など聞かん!! 今度こそ……?」

ビアンカは、そこで違和感に気づいた。
ヒューイは首を絞められ、息も絶え絶えだ。
でも、自分の身体は上下に揺れている。
「うっ……んなっ!?」
自分の繋がっている部分を見て、愕然とした。
足が、自分の足がふらついている……
いや、上下している!?
「ば、馬鹿な……なんでっ!?」
彼の身体を押さえつけているはずの自分の足が、まるで歓喜しているように……
「く、くそっ!!」
それでも強引にナイフを振るい……
ヒューイのまだ発達しきっていない喉仏に切っ先を当てる。
しかし、その切っ先はかすかな赤い筋を残し、横に滑ってしまう。
「くそっ、なんだ……身体がっ、くうっ……」
息が上がる。
それより、判断力が低下していく。
まるで、熱にうなされたか、重傷で意識がもうろうしているかのような……
いや、そうじゃない。
「ううっ、馬鹿な……そんな、こんな場面で、そんなことが……」
彼女は初めての経験だったが、これはまるで……
「こんな場所で、私が、そんな変態(ふしだら)な……」
自分の止まらない腰が、自ら上下しているのがようやく解った。
と言うより、この少年……こんな場面で自分を狂わすなど……
リアンナの乱心する理由がわかった気がした。
「貴様は、絶対……許せないっ!!」
息が上がる。
目が……白目を剥きそうなのを、必死に押しとどめ、
押さえつけた喉を、窒息させる勢いで力を込め。
「うっ、ああっ……死ね、おまえは……おまえはっ……うああああっ!!!」
ナイフが振り下ろされ、そのまま……崩れ落ちるように、ヒューイの胸板に突っ伏した。
彼女のナイフは……
彼女の右手は、力を失い、ナイフを落としたまま、彼の喉を打っていた。

「うっ……」
気がつくと、彼女は柱に手を縛られていた。
四つん這いの状態で、手だけ、柱に繋がれた状態。
「目が、覚めた?」
さっきの少年は後ろで声を掛ける。
「……っ!!」
ドガッ!!
「うあっ!!」
「貴様っ……あれだけ辱めて、まだ足りぬかっ!!」
相手に尻だけ見せる格好で縛り付けられる……ビアンカにとってこれ以上の辱めはなかった。
「ごめん。だって手を繋がないと殺されちゃうし」
「なら、何故……椅子に繋がないっ!?」
「それじゃ、出来ないし」
「何が」
「セックス」
「……この色情狂めっ!!」
「僕じゃないよ? ビアンカが……したくなると思って」
「バカを言うなっ!! 誰が、おまえなんかとっ!!」
「うん、でも……そんなに濡らして、言われても説得力無いんだけどなぁ……」
ヒューイが、尻に手を伸ばす。
くちっ……
「……っ!!」
自分の尻から、嫌らしい音が漏れる。
いや、それより……何、この心地よさ!?
「したいなら、したいって言ってくれれば?」
ドガッ!!
「うあっ!!」
また、ヒューイは不意に蹴り飛ばされ、壁にたたきつけられる。

「馬鹿なっ!! 馬鹿を言うなっ!!
 おまえと違って、私はそんなにいやらしくは無いっ!!」
しかし、さっきヒューイが触れた部分は、かすかに熱を帯びて、落ち着かない。
「(早く、ここから逃れなければ……このままでは、私も、狂ってしまう……かも……)」
そんな恐怖に駆られ、手首を強引に柱から外そうとする。
しかし、手首はしっかり縛られていて……びくりとも動かない。
「ビアンカ。僕だって……こんなにされたら怒るよ?」
「怒る? だったらどうすると言うんだ? 殺すとでも?」
「ううん、そんなことはしない」
「なら、何を……っ!?」
「……何もしない」
「なに?」
ヒューイは、壁にうずくまり……こちらをじっと見たまま。
「ビアンカが、何かして欲しい、と言うまでは……ここでじっとしている」
「ぐっ……」
ビアンカからは……自分の太ももの隙間から、ヒューイの姿が見える。
要するに、ヒューイは自分の尻を……
自分の恥ずかしい場所をじっと見つめていることになる。
「そこで、私の無様な姿を愉しもうと言うことか?」
「……」
しかし、ヒューイは答えない。

「(ううっ……)」
あれからどれくらいたっただろうか?
ヒューイはこちらをじっと見たまま。
それより……
「(お、おかしい、私の……私の下腹部が……)」
腹をこわしたわけではないだろう。
しかし、下腹部は熱くよじれ……子宮が、暴れ出しそうだった。
股間から、自分の視点からは見えないが……どうやら液体があふれ出しているらしく、
視界に入る茂みが、した、した……と濡れ、そこから雫が落ちそうになっている。
「(くそっ……あの少年は、そんな私を見てっ!!)」
屈辱で、身体が灼かれそうだった。
しかし、そのせいなのだろうか、息が上がり……吐息が漏れてしまいそうだ。
いつも自分が生業としている、真剣勝負と違う……
息が詰まりそうな戦いがそこにはあった。

「(このままじゃ、埒があかないか……)」
ヒューイは、自分が何かしない限り、何もしないと言った。
このまま自分が我慢しているだけでは、何も展開しない。
ビアンカは……意を決して。
「ヒューイ、ちょっとこっちに来てくれないか?」
「なに、ビアンカ?」
「さっきから、股間が……熱いんだ……」
本当に、股間が熱かった。
これの意味するところは、経験がないビアンカでもさすがに解っていた。
「(違う、そのためじゃない……あいつを油断させるために、そう言うんだ……)」
頭では解っていても、つい誘惑に負けそうになる。
だから、自分にそう言い聞かせて……
「それで、どうしたいの?」
「おまえなら、どうしたらいいか……知っているんだろう?
 全部言わせないで欲しい……」
思わず顔を伏せて。
でも、ヒューイはそれで警戒心を無くしたようだ。
「したいの?」
「好きに……しろ」
近寄ってくるヒューイを、気づかれないように、身体の隙間から見つめる。
尻に手を掛けた、その瞬間に……
ヒューイの足に、自分の足を絡める。
「うっ……うわっ!!」
思わず、倒れ込むヒューイ。
そこに浴びせ蹴りを入れようとして……
「ぐっ、まだ……抵抗するんだね?」
ヒューイに掴まれてしまった。

脚を大きく広げられるように、持ち上げられてしまう。
「くっ、くそおっ!!」
「こんなに濡らしてるのにっ、したいんだろ、ビアンカっ!?」
「しないっ! したくなんか無いっ!!」
「この……わからずやっ!!」
ヒューイは尻を、思いっきり平手で叩く。
ぱち~~~~~~んっ!!
「ぐううっ!!」
はたかれた場所が、痛みで熱くうずく。
痛い、はずなのに……
「……」
「濡らしてるね、ビアンカ?」
自分でも解った。
子宮が揺れる感覚があって、膣から……溢れるように、熱い液体が出ている。
「したいんでしょう? ビアンカ」
「したくなんかないっ!! 殺せつ!!」
ぱち~~~~~~んっ!!
「ぐうっ!! うううっ……」
大きな尻に、また一撃……容赦なく平手が飛ぶ。
尻が震え、それと同時に……その感覚に耐えきれずに、太ももが揺れる。
「正直に言うまで、続けるよ、ビアンカ?」
「何が正直だっ! 私は……」
ぱち~~~~~~んっ!!
「うっ、あ……」
意識が一瞬飛びそうになる。
それを、唇を噛みしめて……必死に耐える。
「こんなに、びしょびしょじゃないかっ!」
「くそっ、違う、違うっ!!」
ぱち~~~~~~んっ!!
「っ……!!」
その一撃で、ビアンカの意識は白くはじけた。

目が覚めると、ヒューイは脚を下ろし、近くに立っていた。
しかし、ビアンカにはもう、何かを仕掛ける気力も……体力も残っていなかった。
「そろそろ、正直に言ってくれないかな」
「なにを、だ?」
「もう、こんなになってるのに……正直じゃないなぁ」
ヒューイが軽く、股間の……おそらく大陰唇のあたりを触れる。
くちゅ、と音がして……見ると、床に愛液が水たまりを作っているのが見える。
心が折れそうだった。
身体は、理性に構わずに快楽を求めて暴れ狂いそうだったし、
それでいて事態は何も進展しない。
悪化の一途だった。
しかし、彼女の理性はこの程度では折れるわけにはいかない。
自分の積み上げてきたもの、プライド。
そして何より、ここで自分が折れてしまえば……誰がリアンナ王妃を助けるというのだろう?
「じゃあ、まだ……要るね?」
ぱち~~~~~~んっ!!
「@@…………………………っ!!」
ビアンカは戦慄していた。
ヒューイの軽い尻への一撃で、子宮がよじれ、気を失いそうだ。
「(こんな、こんな事で……っ!!)」
少しの拷問で口を割るような柔な神経はしていないと思っていた。
しかし、この少年の軽い平手で。
自分は気を失いそうになっている。
それも……快楽で。
「そろそろ、正直に言おうね、ビアンカ」
「まだだ、まだ……」
ぱち~~~~~~んっ!!
ビアンカは、よだれを垂らしながら、あっさり……気を失っていた。

「(うううっ……どうしてしまったんだ、私は……)」
四つん這いのまま、少年に尻をはたかれ、さっきから何度気絶したのだろう?
それでも、まだ身体の芯は熱いまま。
快楽の拷問は終わらない。
「ねえ、ビアンカも強情だね……」
そういいながら、尻を撫でるヒューイに戦慄する。
「ううっ……」
「気持ちいいの? それとも怖いの? お尻の穴がひくひくしてる……」
「……」
惨めだった。
でも、まだ……屈するわけにはいかない。
「まだ、お尻ペンペン、いるかな?」
「したいなら、すればいいっ!」
「じゃあ……」
ぱち~~~~~~んっ!!

「はぁ、はぁ……」
一回で、一発叩かれただけで、気を失うなんて……
ずる、
膝が滑る感覚があって、視線を落とすと……
床には少し臭いのする大きな水たまりがあった。
「(そ、そんな、私……)」
すると、ヒューイがぞうきんを持ってやってくる。
「ビアンカ、膝を上げて」
ヒューイは、床の、自分が漏らしたと思われる小水を拭き取っていく。
「ほら、脚も……」
「触るなっ!!」
思わず、抵抗しようと蹴り上げる。
「おっと……まだ、足りないな」
ぱち~~~~~~んっ!!
「う……あああああああああああああああっ!!」
膝が滑り、意識と一緒にくずおれる。

「……」
ダメだ、どんなにこらえても……ヒューイの一撃で絶頂してしまう。
「(もう、受け入れるしか……無いのか……)」
考えるのも苦痛になってきた。
触って欲しい、入れて欲しい。
いや、いっそこのまま叩き続けられるだけでも……
「……!?」
自分の思考が、イヤな方に進み続けている。
「(違う、リアンナ様を……)」
しかし、こんな状態で、どうしろというのだろう?
もう、快楽で膝ががくがく震えている状態でもう反撃は出来ないのではないか?
そもそも、尻を一回はたかれるだけで、絶頂する体たらくでは……
「ビアンカ、ねえ……そろそろ、素直になってくれないかな?
 僕も、手のひらが痛いよ……」
もう、強がる気力は残っていない。
しかし、それを積極的に受け入れる覚悟もなく……
「……おまえの……好きにすれば、いい……」
涙をこらえながら……そう言った。

「う~ん、お尻を振りながら言うんだから、そう言う意味なんだろうけど」
「……っ!!」
でも、ヒューイはまだ躊躇している。
しかし、その発言はビアンカにとって屈辱以外の何物でもなかった。
そして……
くちっ……
「……っ!!」
ヒューイはそっと、クリトリスをなで上げる。
それは気持ちいい愛撫のはずであったが、
さっきから尻をさんざんはたかれたビアンカにとってはもどかしい刺激だった。
「ううっ、ぐっ……ううっ……」
「気持ち、いいよね? こんなにお尻振って」
「くそっ、何でひと思いにっ……」
「お尻叩いて欲しい?」
膣口に指を一本、そっと差し込みながら……手を振り上げる。
「……!!」
きゅっ……
「あ、締め付けたね……期待してるんだ?」
「な、何を……っ」
「お尻、やみつきになった?」
「そ、そんなことは……っ!!」
ぱち~~~~~~んっ!!
「あああああああああああああっ!!」
ビアンカは、髪を振り乱し……
よだれを飛ばしながら、背筋を反らせ、狂ったようにもがき、気をやってしまった。
「ふぅ、すごいな……ビアンカ。すごい締め付けだよ……」
ヒューイの指は、膣壁に激しく締め付けられ……
抜くこともままならなかった。
「こんな締め付けじゃ……ちんこ入れたら、どんな感じなんだろう?」
どちらかというと、犯すことに乗り気でなかったヒューイも……
少しビアンカの性器に興味を引かれ始めていた。

しかし、挿入するのは少しためらいがあるのも確かだった。
「今なら、まだ引き返せるかも」
自分と身体を重ねた女たちは、みんな理性を失うくらいに狂ってしまった。
でも、ビアンカは……尻をはたかれて気絶するくらいに狂いかかっているけど、
まだ、まだ引き返せるかもしれない。
しかし、だから……なんだろう。
もう、とっくに自分は引き返せない場所に来ているのだ。
自分に狂ってしまった3人の女を抱えて。
これからどうすればいいのだろう。
「ライラ……」
今はもうとても顔を合わせられない少女のことを思う。
自分は彼女が好きだった。
なのに、こんなに違う女と、もう何十回と無く身体を重ねて。
しかも、ビアンカは……自分から犯したのだ。
「もう……いいよね……」
さっき挿入した、指の感触が忘れられない。
あの締め付けを受けたら、どんな感覚なんだろう?
もう、そこから……思考が放せなくなってる。
「ごめん……さよなら、ライラ……」
ヒューイは小さくつぶやき、ビアンカの尻を抱え上げた。

「んくっ……!!」
尻に来る衝撃に、目が覚める。
「ああっ……」
腰を、使われている。
ずん、ずん……と鈍い衝撃が。
ようやく、満たされた膣内に、妙な安堵感を感じる。
「(私も……犯されたがってたのか?)」
そうも思うのだが、妙に冷静な自分がそれを否定する。
まだ、冷静な自分がいる限りは……終わりではないはずだった。
「(あれ、いつの間に……)」
さっき、イキ狂ってたときにそうしたのだろうか?
柱に繋がれていた腕が、その手首を繋ぐ縄がほとんど切れかかっていた。
あれほど、自分が揺すってもびくともしなかったのに。
「(そんなに……必死にもがいたのか)」
その自分の狂乱ぶりに戦慄する。
確かに、それくらいの恐怖の経験だった。
自分の身体が、自分の思考を離れ、熱にうなされたように、
いやそれ以上に熱く滾り、
一打ごとに、意識を失う絶頂を強要される。
それに比べれば、この抽送は可愛い物に思えた。
が……
「ううっ、ああ……そろそろ、いくよ? ビアンカ……っ!?」
「……んっ、なっ!?!?」
前後運動を激しくしながら……ヒューイは尻を撫でる。
戦慄に、ビアンカの背筋は勝手にエビぞってしまう。
「(まさか、まさかっ!?!?)」
ヒューイは抽送をやめずに、容赦なく尻を打ち据えた。

ぱし~~~~~~~~~~~んっ!!
「ひゃぁああああああっ!!」
よだれが飛び、眼球が上に回りそうになるのを感じる。
もう止まらない、
そのまま、白く、意識がぶっちり途切れるのを受け入れるだけ、のはずだった。
「うわっ、し……しまるっ!!」
しかし、射精の瞬間に尻を叩いたヒューイは、
そのまるで膣痙攣のような締め付けに射精を阻害されてしまう。
胸を、ふぐりを熱く突き上げる射精感を寸止めされて、
こらえた気持ちは行き場を失う。
……ビアンカの尻以外には。
ぱし~~~~~~~~~~~んっ!!
「……………………ぐっ、はぁ……ああああっ!!」
呼吸が一瞬つまり、視界が黒く染まる。
しかし、その衝撃は意識を失うことを許さず、ビアンカの思考を強制的に覚醒させる。
痛いほどに収縮する膣が、その異物感に悲鳴を上げ、
身体の中心を熱くさせる。
「あふっ、あぐっ……ああくっ……はぁっ……」
何かを叫びたかった、のに声にならない。
ヒューイもそんなビアンカに構わずに……いや、構う暇もなく。
また尻を打ち据える。
ぱし~~~~~~~~~~~んっ!!
「っ、ぐ……ぐっ、ぐあっ……はふはふっ、ぐぼっ……」
「うあっ、でない……出ないよっ、気持ちいいのにっ、うあっ……っ!!」
ヒューイはもうびくとも動かないペニスを、必死に前後させようとする。
でも、動かない。
だから、尻を打ち……
そんなことがどれくらい続いただろうか……
「……っ………………」
ビアンカは白目を剥いたまま、背筋がしばらく痙攣していたが、
今度こそ力尽きたように、上半身を柱に激突させた。
そして、ようやく膣は痙攣をやめ……
ドクンッ!! ドクドクドク……ドクドクッ……ドクッ……
たまりにたまった精液がようやく膣内に注ぎ込まれ、子宮を膨らませるくらい流れ込み……
「はぁ、はぁ……はぁ……」
心臓がばくばくし、黒いめまいを引き起こしそうな快楽を味わいつつ、
ようやく射精が終了した。

「はぁ、はぁ……縄が……」
何度恥辱にまみれただろう?
それでも、ビアンカにはまだ理性があった。
そして、その目は、自分の腕を繋ぐ縄に注がれていた。
その縄は、ようやくちぎれ……
「はぁ、はぁ……ビアンカ……」
後ろの愚かな陵辱者は、愚かにも挿入したまま、自分にもたれて快楽の余韻にふけっていた。
「(腹が……重い……)」
よほど、たくさん射精したのだろう。
もう、孕んだかと思うくらい、腹に圧迫感を感じる。
しかし、今が……おそらく最後のチャンスだった。
ドンッ!!
「うわっ!!」
ヒューイはビアンカの尻から滑り落ち、再度、ビアンカは上に乗った。
今度は挿入されないように。注意して。
「……」
「今度こそ、最後だ……っ」
武器は手にしていない。
しかし、勝利を確信して、腕を振り上げる。
ヒューイの顔面を打ち据えるために。
しかし、その腕はなかなか振り下ろされなかった。
「(ど、どうしたんだ、私……っ!?)」
しばらく、その理由がわからないビアンカだったが……
ぴちゃん……
股間から、温かな液体が漏れるのを感じて、その理由を悟ってしまった。
「(寂しい……)」
膣が失った物を求めて、切なそうに訴えかける。
さっきの尻叩きのような狂おしい感覚ではないけど。
でも、それが、ビアンカの腕を下ろしてくれない。
「なぜ、なぜ……なんだ……」
肩に、不意に暖かい感触を感じる。
「あっ……」
後ろには、リアンナが立っていた。
「いらっしゃい、ビアンカ……」
彼女は肩を持ち上げて、
優しく……ヒューイの屹立する物の上に、ビアンカを突き刺した。

そこで、ビアンカの意識は途絶えていた。
そして、ヒューイの記憶も途切れていた。
ただ、確かなのは、
明け方、他の女達と交わる中、
ただ一人、ビアンカだけ、完全に精根尽きて、
真っ赤に腫らせた尻を突き上げたまま、――もちろん、その股間からは大量の精液があふれ出していて――
白目を剥いて、うつぶせになって倒れていたことだけだった。
「ねえ、ヒューイ?」
リアンナは、ヒューイの抽送を受けながら、けだるく語りかける。
「なに、リアンナ? もしかして……もっと強くして欲しい?」
「違うわよ。……ビアンカには容赦ないなって思って」
少し、その語気には……嫉妬も混じってるように感じられて。
「だって、手加減したら……殺されそうで。必死だったよ、あれでも」
「そう?じゃあ……私も、もっと……真剣にしたら、容赦なくいじめてもらえるのかしら?」
ちょっとぞくっとする視線で、強い攻撃(せめ)を所望される。
「じょ、冗談でしょ? リアンナにだって……みんなにだって、必死にしてるよ?」
生命の危機を感じるかはともかく。
他の女の子にだって、ヒューイは手加減なんかしていなかった。
リアンナは、気持ちが離れれば……ヒューイを暗殺する事などたやすいはずだったし、
リリスだって、元々人外だ。それに、最近は主導権を取り戻しつつあるようにすら感じる。
ファナだって、ヒューイよりもともとテクニックがあるし、
ユリアも……最初に、自分が道を違えさせた相手だからこそ、蔑ろにしたことはなかった。
「ねえ、ヒューイ?」
リアンナは……達しつつある、途切れ途切れの嬌声に交えて。
「優しくしてあげて……彼女にも」
そう告げて、体を可愛くわななかせた。


(続く)
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